2016.03.15/
18:45(Tue)
こんにちは、紅です。
先日2週間で3本映画を見ました。(映画が苦手な設定はどこに行ったのやら…。)
せっかくなのでその話をば。
1本目
オデッセイ。
火星で生き残る話ですね。あまりこういうタイプの映画を見ないのですが、そんな私でも「これは映画館で見てよかった」と思いました。
2本目
ライチ光クラブ。
後輩と二人で見に行きました。元祖は舞台でしたが、それをもとにした古屋兎丸先生の漫画が原作で、今までにも舞台で何度か公演がありましたが今回改めて映画になったものです。
俳優さんのビジュアルの完成度がすばらしかったです…ストーリーに関してはネタバレを含みそうなので、感想その他考察は折りたたんだ追記に書くことにします。
後輩がすきな俳優さんがダフ役で出ていらして、ダフといえばあの…あの役なので…あのシーンで後輩の息が荒かったのははたして…???
3本目
同級生。
中村明日美子先生の漫画が原作のアニメです。これもとてもよかった。ストーリーに関わらないところで感想を言うなら「あまずっぱい」の一言に尽きます。レモンの香りがしたよ・・・??
原作を読んだことがないので、原作を読んでみたいとも思いました。
さて追記にライチの感想。
ライチは何度も漫画で読み返しており、好きな漫画の一つでして、今回映画になるにあって期待半分怖さ半分でしたが、結構満足しています。
見始めてしばらくはあまり漫画と似ていないような気もしていたのですが、実際はそうでもなく、ただ前後が入れ替わったりしていただけでした。映画として、あの前後の入れ替わりは仕方なかったのかなあと。
でも最初と最後に出てきて、ゼラに話しかけた肉の塊?はよくわかりませんでした…。あの肉塊はいったいなんだったのか?ということを考えています。
映画を観終わった後に、舞台のDVDと漫画を見返したのですが、原作の漫画と舞台に比べると、映画は原作のストーリーよりもより一層ゼラとタミヤについてクローズアップしていた気がします。特にタミヤ。
幼少期(?)を映し描くことによってタミヤが際立っていました。光クラブは彼の「ひかりクラブ」であり、それがゼラの「光クラブ」と衝突しているような印象といえばいいのでしょうか。タミヤがゼラに反対する構図がずいぶん強調され、それがジャイボにうまく利用されていて最後は殺されてしまった、原作以上にタミヤが不憫でした…そして、
ニコのキャラが薄くなっていたなあ、と思います。そういう意味では落ちにもやもやします。原作の中では最後にゼラに手を下すニコが、最後のシーンになる前に死んでしまっていて、「彼の裏切り」はなく、ただただ最後まで「アインツニコ」としてゼラに従うキャラクターになってしまったことがもやもやします。
「ゼラがエラバガルス帝の死を踏襲しないこと」でゼラのキャラクターが映画独特になってしまったというか…。
俳優陣のビジュアルが美しく2次元の漫画に近かったので一層「ゼラのキャラクター」が惜しく感じられてしまいました…。演技も素晴らしかったのに…なんで肉塊…。
ただ、映画として、一つの作品として私はずいぶん楽しみましたし、そのもやもやを差し引いてもタミヤをリーダーとする「ひかりクラブ」の三人のキャラクターが描き出されていたこと、リアルなカノンに満足しているので、見に行けてよかったなと思っています。
ライチラライチララライチ!
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